Karibischen Meer〜 Bacalaer See〜Tulum

ユカタン半島最初の州はQuintana Roo。ここではまずカリブ海を目の前にしたキャンプ場に二泊。ココナッツ取り放題、食べ放題。と言ってもそんなに多くは食べきれないので、若くて果肉がプニプニのものとかたいものの二つ、それぞれノコギリとハンマーでカチ割って食べてみました。果肉は美味しい。ジュースはまあまあ。そこから七色の湖と呼ばれるバカラ湖に一泊。昼間はたくさんの家族連れで賑わっていましたが、朝イチの湖は独占状態。前日の風も止み、波はなく穏やかな湖でひと泳ぎ。気持ちいい。それからもう一泊カリブ海の海沿いの小さい町に一泊。ここでは魚料理を食べたり、マッサージを受けたり。あくる朝、同じキャンプ場に泊まっていたおばちゃんがいろいろ話してくれようとしてたんだけど、スペイン語がわからなすぎてとっても残念。それでも一緒にコーヒーを飲みながら旅のこと、おばちゃんの故郷のこと、家族のこと、半分わからず、半分どうにかわかった感じでお話ししていました。こういう時間、好きだな〜。もっと現地の人がどんな風に生活しているのかとか色々知りたいな。スペイン語が分かれば、この旅は倍にも増して楽しいんだろうなアと心底感じた瞬間でもありました。その後はTulumという街に拠点を置いてセノーテ巡り。ご存知の方も多いとは思いますが、セノーテとは、ここユカタン半島の低平な石灰地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の泉のこと。まず初めに訪れたのは、聖なる泉、グランセノーテ。キャンプ場からスクーターで10分ほどのところにあったので、光のカーテンが見えるという朝9時ごろを目安に出発。日本のメデイアでも取り上げられ、日本人に人気のセノーテとあって、日本人がいっぱい。次から次へとひっきりなしにツアーバスがきていました。セノーテ自体は思っていたより小さく感じましたが、透明度抜群。早速シュノーケリングです。亀がいっぱい。魚はちっちゃい。手を伸ばせばすぐそこにいます。晴れ曇りと混じった天気でしたが、時折太陽光が差し込むと、水中で光のカーテンを見ることができました。ここは本当に水がキレイ!時間とともにグリーンからブルーへと変化していった水の色。ここまで透明度の高いブルーとなるとそれこそ神秘とも言えます。次の日はドスオホスというセノーテへ。ここにはいくつものセノーテがあり、規模も大きく、多くのダイバーさんたちもいました。ドスオホスは岩の下に大きく広がるセノーテ。光はほとんど入らず、かなりくらい印象を受けました。コウモリもたくさんいたし、岩の天井は鍾乳洞のように多くの岩が垂れ下がってきていました。それでも水に入るとだいぶ遠くまで見えます。ダイバーの方たちはさらに下にいて、進む方向をライトで照らしながらダイビングしている様子でした。外の雑音はほとんど聞こえず、感覚としては深海にいるみたい。グランセノーテよりもかなり大きく、水路も岩と岩の間を泳いだり、大きな岩を避けて通ったりと複雑で、1時間はシュノーケリングしていたと思います。それから同じ敷地内にあるセノーテにもう一つだけ行ってこの日はおしまい。泳ぐと眠くなる〜。ここは一日中いても全てのセノーテは回りきれない規模だと思います。泊まっていたキャンプ場のオーナーがすごくいい人で、ここには二泊しましたが、ゲストが私達だけだったということもあってか、二日とも食事に誘ってくださいました。ちょうど二日ともオーナーの親戚のお誕生日会で、うるさくてごめんねと言っていたから、私達に申し訳なく思っていたのかもしれません。そんなことなかったんだけどね。オーナーはマヤの人。料理をするときは三つの石を鍋置きにして火を焚くのもマヤの風習。口語でのみ受け継がれているマヤ語も話せるんだとか。シーフードと野菜を煮込んだスープ、シェビッチェと呼ばれる料理など、どれも美味しかったし、ここに住む人達の普通の暮らしに少し触れることができて、楽しいひと時でした。それにしてもみなさん底なしの胃袋をお持ちのようです。ずっと食べて飲んで、ケーキの後にまたエビのサラダにお菓子も食べて。若い子たちはプールに落としあいなんかして、ついでにおばあちゃんもプールに落ちてみんなゲラゲラ笑っていました。今まで出会ったメキシコの人たち、みんな親切で明るくて笑顔の素敵な人たちでした。建前の優しさではなく、心が清らかな人が持つ優しさというか。言葉は全てうまく伝わらなくても、優しい人といる心地よさみたいなものはちゃんと伝わってきます。

 

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