私たちのキャンピングカーとアメリカキャンプについて

お正月は3日ほど天気の悪く寒い日が続いていたのでダラス手前のCeder Creek キャンプ場にいました。これから1月、2月とアメリカ南西部を旅していきますが、やはり冷え込むところもあるので、ここで防寒対策としてキャンピングカーに色々仕込みをしておきました。運転席と助手席の床に防寒マットを敷き詰め、更に運転中にボンネットからもれてくる外気もシートを貼り付けて塞ぎ、小さなヒーターも買いました。ここで、今更ですが、私達のホームでもあり足でもあるキャンピングカーについて書いておこうと思います。写真は後日、別枠でキャンピングカーのタグを作って載せます。

私たちのキャンピングカーは水とガス、満タンで約2週間持ちます。毎日あったかいお湯でシャワーできるし、ガス暖房で室内は暖かく保たれています。コンロは三つ。オーブン(パンも焼けました)と冷蔵庫、冷凍庫、洗面台にトイレ。運転席の上にはゲスト用のベットがあり、またテーブル、ソファーも組み替えてベットにすることもでき、大人で最大6人まで寝ることが可能です。それから今回、手作りホームシアターも加わりました(^^)  二人とも映画好きなので、一気に2日で6本映画見ました〜*

ちなみに、私達のキャンピングカーはヨーロッパでは大きい方ですが、アメリカでは小さい方です。ここにはとーーってもビッグなキャンピングカーが普通に走っています。さらに車やトレーラーなどを後ろに引っさげて。アメリカに来て一度、キャンピングカーの販売店に見にいきましたが、車中は私の想像をはるかに超えるものでした。ホテル?家?という感じ。ソファ、ベッドなどの家具は豪華で、洗濯機、乾燥機、テレビはリビンング、寝室、外と三台。スライド式で運転中以外はさらにワイドに広がります。このようなタイプがすでにスタンダードで、これにオプションでベランダやサウナなど付け加えることも可能だそうです。ですので、趣味として旅行に行くときに利用する人たちはもちろんのこと、キャンピングカーを家として固定で住んでいる人たちもたくさんいらっしゃいます。これだけの設備、広さがあれば納得。私自身もスイスで暮らす前まではキャンプなどほとんどしたことがありませんでした。旅行といえば宿をとって、というのが普通でしたが、スイスに来て旅行といえばキャンピングカーで、というおうちで育ったサンドロと出会い、キャンプをしながら旅行をする楽しさ、自由さも見つけました。日本で持っていたキャンプに対するイメージはテントやロッジでのキャンプしかなかったので、キャンピングカーで旅をする事はそれらとはまたひと味もふた味も違ったものだと旅が深まるにつれて感じています。

 

アメリカでのキャンプは、ヨーロッパで体験してきたものよりかなりダイナミックでワイルドな印象です。アメリカでは主にナショナルパーク、ナショナルフォレスト、ステイトパーク、ステイトフォレストと民間のキャンプ場に分かれています。国立、州立のキャンプサイトでは場所や州によって異なりますが、無料のところから高いところでも35ドルくらいまでで、平均すると一日約10ドルほどで安全に寝泊まりすることができます。(私達の利用するキャンプサイトで20ドル以上の料金設定の所は、汚水を流せる設備、きれいな水“drinking water”を補給できる所、温水シャワー、パーク内にビーチやプール、ハイキングトレイル、カヌーコースなどキャンプサイト以外のオプションが付いていました。)どのキャンプ場にもゴミ捨て場、トイレ、テーブルとファイヤープレイスはだいたいあります。私たちの場合、水回り、火元はキャンピングカー内で済むので、ほとんどの場合は、安全に寝泊まりできるところであれば、場所さえあれば十分です。ガスはプロパンガスをガソリンスタンドなどで、新しい水が必要になったら設備の整ったキャンプ場に行って補充しています。

これから2ヶ月たくさんの国立公園を回ろうと計画中なのですが、現在アメリカ政府シャットダウンにより国立公園も機能停止状態なので、今後の状況が気になっています。こんなとき現地の旅行者はどうしているんだろう。ネットである程度の情報は得られますが、実際は現地に行ってみてほかの旅行者がどうしているのか、どこまでが封鎖されていてどこまで利用できるのか、直で見てみないとわからない状況です。

 

Kommentar schreiben

Kommentare: 0